名称
ポリメタクリル酸メチル(アクリル)
PolyMethylMethAcrylate (PMMA)
非結晶性
IMPブロックの用途例
アクリル樹脂ブロックの切削用途としては大きく2つの用途に分類されます。
① 光学用途(光拡散グレード 透明グレード)
・光拡散グレードは光源を拡散させる用途として開発され、目に優しく、高級感を持たせた材質で、光量や光の濃淡を確認する目的で使用される。
・透明グレードはアクリル樹脂の最大の利点である透明度・高屈折率によるレンズ効果を確認することを目的としている。
② 加飾用途
アクリル樹脂に透明着色を付加させたグレードであり、ベース材料が透明であることから鮮やかな発色が自在に行える。外観品質を確認することを目的としている。
IMPブロック切削性
アクリル樹脂は切削時のカケは殆どない。切削加工により製品表面が白く加工目として残る特徴があるが、近年、加工刃の品質向上によりかなり改善がみられる。しかしレンズとして使用する場合は磨き加工が不可欠である。
製品用途例
コンタクトレンズ、時計のガラス、光ファイバースコープ、水族館用透明板等
特徴
ガラスより光線透過率が良く、透明性に優れる。
硬度が高く耐候性に優れている。
成形性
硬度が高い為、計量の不安定を招きやすく、計量時の空気の巻き込みによるボイドが出易い。また、硬度の影響で製品の突き出しなどによる離形時にクラックが発生し易い。金型温度を上げる、金型構造で離形抵抗を低減させるなどの工夫が必要である。
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